ビニールクロス
クロスの中でも最も使用されているのがビニールクロス。他の素材に比べリーズナブルな製品が多く、品質も安定しており、耐久性も高くお手入れがしやすいクロスです。また色やデザインが豊富なのも特徴のひとつです。
ビニールクロスは、塩化ビニール樹脂などを主な素材とするビニールシートに紙などを裏打ちしたものです。 表面加工の方法によっても分類することができ、たとえば、表面に凸凹のあるエンボス加工や発泡させたもの、プリントを施したものなど多種多様。クロスにさまざまな機能を持たせている商品も多くみられます。
紙クロス
紙クロスは、パルプが原料の洋紙を原紙に、加工を施したクロスです。 和紙、ケナフなど非木材紙を原料としたものなどもあります。自然素材を使用しているということで環境や健康に配慮がなされている素材として注目されています。ほとんどが輸入壁紙ですが手すき和紙の紙クロスもあります。
織物クロス
織物クロスは、レーヨン、絹、麻などで作られるクロスです。 平織りや綾織、不織布などがあります。ビニールクロスと比べて高級感、重厚感があります。ホコリを吸着しやすいので、定期的にお手入れが必要です。 ホテルや美術館などパブリックスペースで使われることもあります。
その他(漆喰調など)
紙と珪藻土を混ぜてつくられる「珪藻土壁紙」、金属やガラス繊維が原料の「無機質壁紙」、ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料とした「オレフィン」薄くカットした天然木やコルクなどを紙と張り合わせた「木質系壁紙」、メタリックなクロスなどがあります。